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2008/10/09
【アンチエイジング】結婚当時の体重を保つ秘訣


先日、ベテランの管理栄養士さんを取材した。60代にして結婚当時の体重を保っているとにこやかな笑顔で言う。声ものびやかで背筋もシャキっとしている上品な女性。
かねてから気になっていた健康維持の秘訣を聞いたところ、「食べたいから、とにかくこまめに動く」という答えが返ってきた。下が日々実践していること!

●遠くのスーパーに歩いていき、筋トレのつもりで両手で重い袋を持つ
●1つ遠くのバス停からバスに乗り、1つ手前のバス停で降りする
●駅ではエスカレーターは使わず、どんなに長くても階段を利用
●電車では絶対に座らない
●朝のテレビラジオ体操をしている 
●時間があるときは洗濯物を1枚ずつベランダに干しにいく
●2階に物を運ぶとき、2回か3回に分けて、階段を上り下りする回数を増やす

基礎代謝は年をとるにつれて落ちていくので、太りやすくなるのは当然。
毎日体重計にのり、体脂肪率もチェックし、記録しているという。
食べ過ぎたら1週間くらいでカロリーを減らすなどして同じ体重を維持。
病院で肥満の方に栄養指導するときは
「非効率的な生活をしてください」と自らの実践例を挙げてアドバイスしているそうだ。
健康にかかわる仕事をしているから、自分が健康でなくてはいけないという高いプロ意識を感じた。
私が一番驚いたのは「絶対に電車で座らない」。疲れている日もあるし、移動時間に眠りたい日だってある。それを「絶対に」という強い意志で続けていることに尊敬してしまう。

「自分の健康は自分で守って」という先生の温かい声に背中を押され、取材先から約2キロ歩いて駅に向かい、電車を3本乗り継ぐ間、空席が目立つ車内でも座らず帰宅した。影響されやすい私。これを継続できるかが課題なのである。

(10 大久保朱夏)